人間の背骨を構成する24個の椎骨は中心が中空になっている部分があり、その中を脊髄神経が通っているのですが、この神経の通り道を脊柱管といい、腰のところで神経が圧迫されると、腰痛や痺れをおこします。この症状のことを腰部脊柱管狭窄症といいます。あらゆる年代で発症する可能性がありますが、50・60歳代〜70歳代までの方々に多く発症する傾向にあります。腰部脊柱管狭窄症には、腰痛や坐骨神経痛、間歇性跛行の3つの特徴的な症状があります。また、歩くと下肢に痛みが出て歩けなくなり、少し休むと歩けるようになるのも特徴です。神経の狭窄状態によっては、排尿障害など日常生活に支障がでることがあります。この症状以外は、手術よりも保存的な療法がとられます。狭窄による神経の圧迫と血流の回復を目的とし、病院では薬物療法、ビタミン剤、患部を温め血行回復、神経を麻痺させ痛みを取り除く神経ブロックなどがあげられます。狭窄自体は、自然に治るものではないので、悪化させないことが大切です。